先読みを極力少なくして、音声に集中する。シンプルに言うとこれが私の基本的な戦略です。
先読みをしても内容を忘れてしまうし、読んだ内容を頭に入れて音声を聞こうとすると集中力が落ちてしまい聞き漏らしてしまう。
であれば、いっそのこと先読みをしないで音声を聞くことに集中し、音声が流れ終わってから設問と選択肢を読んで、正解を選ぶ方が正解率が上がるのではないか?しっかりと音声を聞き取れれば全ての問題は解けるのではというのが最初の仮説でした。
ここで問題になってくるのは、いわゆる「木」の問題をどうするのかということです。
木の問題とは、「話し手はどこにいますか?」など詳細な情報を問う問題です。
私は木の問題も、音声をきちんと聞き取れていれば先読み無しで解けると思っています。
きちんと、というのは場面、人間関係、話の流れです。
それが分かっていれば、「話し手がどこにいるか」なんて分かりますよね?
3問目に出てくる「男は次に何をするか?」も先読み無しで解けます。絶対に。
では、こんな木の問題はどうでしょうか?
OJiMと優子がデートをしている場面の会話が流れた後で、
「3軒目に行ったのは何という店でしたか?」という設問です。
1軒目のバルから5軒目のTOEICバーまで次々と店名が出てきたとすると、3軒目が何だったか後から思い出すのはかなり辛いです。
先読み無しで解くのが難しいのは、選択肢に固有名詞が並んでいる問題なのです。
それは話の流れだけでは解ききれませんからね。
でも、そんな問題は公開テストではほとんど出ません。
公式問題集Vol.4を調べてみましたが、Part3,4の120問の中で1問だけ地名が並んでいる問題がありました。
このタイプ問題に対処するには、設問のキーワードだけを頭に入れておくんです。
この問題の場合は「next stop」がキーワードでした。
(稀にしか出ないなら無視するのも1つだと思います。リスニングは数問ミスでも満点が出ますから)
ちなみに、選択肢に人名が並ぶ問題は出ません。
出たらどうしようと思って意識していましたが、私が受けたここ1年くらいの間には出ませんでした。
でも、設問に人名は良く出てきます。これは少し注意が必要です。
「OJiMは会議の後に何をしますか?」
「優子は誰ですか?」この問題は、
OJiM、優子が会話やスピーチの中で出てくるどの人物なのかを意識していないと解けません。
Part3はほとんどが男女の会話になっているので、私は頭の中で左右に男女を配置して、男にOJiMというイメージを付けておきます。
問題によっては、OJiMが会話をしている2人ではない第三者である場合もありますが、この場合は左右の男女以外の人物にOJiMをイメージ付けしておきます。
登場人物が4人以上出てくると辛いですが、たぶん出ないと思います。
まとめると、私の先読みの仕方はこんな感じです。
1)設問をざっと眺めます。
2)選択肢が短い問題があるかをチェック
3)設問に固有名詞があるかどうかをチェック
4)短い選択肢に固有名詞が並んでいるかをチェックここまでで、2~3秒です。チェックは文字を読むのではなく全体を眺める感覚です。
5)そして読む必要があると仕分けられた設問だけを丁寧に読んでおきます。(これを
「枝」を問う問題と勝手に呼んでます)
枝を問う設問は、3問のうちで1問くらいですが、全く無い場合もあります。
枝を問う問題が無い場合は、先読み無しで音声を聞くことになるので不安になりますが、逆に集中力が高まるのか良く聞こえるようになり、話の流れも正確に理解できて、問題も解きやすくなります。
かなり長文の記事になってしまったので、この辺でやめておきますが、もう少し細かい仕分けの方法、Part3の最初のセットの解き方、先読みをしない場合の音声の聞き方など私が独自に編み出したノウハウがまだあります。
この記事の反応を見ながら、また別の記事にするかも知れません。
また、この方法の実践的なやり方については記事だと伝わりにくいので、いつの日か勉強会などで模試を使いながらお話ししてもいいかもしれませんね。
あっ、もちろん女子限定ですが(笑)
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